サービスクルーは安い賃金で雇える国の人を使っている

2012.01.07

「クイーンエリザベス2号」でデッキチェアに腰かけていたら、一〇月で少し寒かった時でもあり、デッキスチュワードがさっときて紺色のブランケットで体を包んでくれ、熱いコーヒーを持ってきてくれた。王様気分はこれである。いきとどいたサービスをするためには、船客二人に対して一人の割りの乗組員が必要だと言われている。「クイーンエリザベス2号」の場合、一等五六四名、ツーリストクラス、一、四四一名で、合計二、〇〇五名に対して乗組員九二〇名だからほぼ理想に近い(竣工時のデータ)。

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近年どの客船も人件費の高騰で採算が苦しくなり、サービスをする乗組員の手当に苦労している。航海に関係のある船長を始め航海士、機関士らの士官は自国人で占めているが、ボーイ、ウェイターだのサービスクルーは安い賃金で雇える国の人を使っているのが常識である。カリブ海のクルーズ船でもノルウェー籍の船にイタリア人、韓国人のクルーが大ぜい乗っていた。わが国の客船の場合は、海員組合との協定で日本籍の船は日本人しかも組合員と決められているので採算上かなり苦しく、とても二対一の割合にはいかない。





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